太陽光発電所獲得プロセスから学ぶ

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このプロセスを理解することで

「途中で案件が座礁する」「案件の進捗がない(遅れまくる)」

理由がわかり、事前に解決を図る事ができます。

今は全量低圧のくくりはなくなってしまいましたが、

今後、2050年再エネ40%に向けて進むためのプロセスは

この亜流になると思いますので覚えていて損はないかな。

プロセス

1.土地探し
2.電力会社との接続契約締結
建柱用地交渉
外線工事

3.経済産業省事業計画認定
分割疑義確認
関係法令確認許認可

4.農地転用許可
隣接住民同意

5.融資審査・実行
6.施工・系統連系
資材発注

細かい実行内容は包括して纏めていますが、ほぼこの順番で実施することになります。

強いて順番が変えられるのであれば融資はもっと早いタイミングでできればそれに

越したことはありません。

一番難しいのは土地探しと融資実行です。

案件の進捗が遅いのは

ずばり、「待ち時間が長くなる」「やり直しが発生する」からです。

案件を進めるためのステップ(各仕事)については

・順番にやらないといけないステップ

・一緒にできるステップ

がありますが、すべて順番にやるとすごく待ち時間が増えます。

1ステップで待ち時間が2か月あるとして、6ステップあると1年時間がいります。

そのうち5ステップは一緒にできるとしたら4か月でできますよね。

そのあたりのステップの整理がちゃんとできなければ案件のゴールは遅くなります。

次にステップ4の際にステップ1の問題が初めて発覚したりするケース

無駄に数か月過ごした後にステップ1からやり直しになります。

年をまたごうものなら、FIT単価も変わりますし大問題になります。

案件が座礁するのは

主にはこのケースです。

 ・経済産業省の事業計画認定が下りないケース

  ※関係法令含む

 ・農地転用ができないケース

・融資が通らないケース

・近隣の反対運動が発生するケース

ここからわかるように上から2点は事前にちゃんと下調べしておけば

ほとんど回避できます。

やっぱり、残るのは土地と融資ですね。

もし、これから始めるという方は「土地探しの仲間」と「融資先を紹介してくれる仲間」を探すのがゴールへの近道かなと思います。