赤字地獄にご注意ください。

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このようなコメントを頂きました。

動画拝見しました
>1kwあたり年間1350くらいの案件で交渉中でした…
>200%過積載でいくら日当たりが良くても届かない数値なのですね
>赤字地獄になるところありがとうございました
>紹介されていた会社で新しく探してみようと思います

動画では「200%の過積載ではトップランカーが1200kWh/kW台」とお話しています。

あれ?と思いますよね。

コメント頂いた発電所が100kWパネルと仮定します。

そうすると、

年間発電量は135,000kwhとシミュレーション値が想定できます。

僕がいつも検算するロジックで考えてみます。

(日射量)×(パネル容量)×365×0.8×0.88 = 年間発電量

(日射量)×100×365×0.8×0.88 = 135,000kwh

ここから出てくる日射量は5.25kwh/m2

こんな数値は国内ではまず見れないと思います。

次に、実際当てに行くロス率(ベストケース)0.875を掛けて計算してみます。

(日射量)×100×365×0.875×0.88 = 135,000kwh

ここから出てくる日射量は4.8kwh/m2

関西近隣で一番高そうな和歌山県白浜が傾斜角10度包囲角0度で4.07kwh/m2

そのことから2-3割ほどシミュレーション値が間違っているのではないかと思います。

残念ながらこの物件、どの地域だったとしても赤字地獄確定です。

シミュレーション値が高ければ、

物件価格が高くても表面利回りの数字が高くなる。

どうしても物件をよく見せたいという力が働きますが、

最後は発電事業者が泣きを見ることになります。

くれぐれもお気をつけて、ご安全に!!

コメント

  1. みね3 より:

    パネル100kWなら、年間105,000kWh程度のシミュレーション値が妥当ですよね~。

    • gomashio より:

      初めての人は、専門家(業者)に言われたからといって信じてしまうんですよね。
      簡単に計算できる仕組みをこれからも布教活動していきます!!