働き方改革最前線 時短では味わえない労働を体験してみた!

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「働き方改革だ!!」と世間では言われていますが
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

政府主導は時短にしかならないが

政府から出てきた改革といえば「残業低減」と「休日の確保」でしたね。
基本路線として労働時間を減らすことが基本となっています。

確かに昔と違って全員一致団結して食い物を作る!!
という必死な時代でもなく限りなく豊かな国になりました。
「そこまで働かなくてもいいんじゃね?」

という空気感がすごく世の中を包んでくれています。
非常にありがたいです。

一昔前ならIT業界は
「完成するまで家に帰れると思うな!!」みたいな
空気が当たり前に流れていましたし、
体を壊す人も多かったですし、僕も不夜城の住人でした。

気づけば不夜城はブラック企業の象徴と世間から認知され
少しづつ変わりつつあります。

これらの改革については「労働時間を減らす」という方向ですが

「楽しくて労働せずにいられない環境を作る」
というアプローチはなかなか政府主導では難しいですよね。
そりゃ、十人十色ですからね。

ものさしはQOL

僕は太陽光発電所の建設予定地にあしげく通い
伐採作業をやっています。
休日にも関わらず、がっつり肉体労働やっています。

家内と2人でやっているのですが、先日家内がこう言いました。
「来週も来てこの棚をきれいにしたいね。」

まあ僕に気を使ってくれた発言だったのかもしれませんが、
「労働をしたい!」
と思える気持ちになってもらったのは
すごく尊いことだなとつくずく感じました。

「3食温泉付きたまにショッピング付き」という好条件
という側面も否定できませんし、
最終形に事業収益が見えているという点もありますが、

数年前まではボーッと生きていた休日だったことに対して
確実に最近の労働によってQOLが上がってきています。

・日々いろいろな体験ができる
・コミュニケーション量もかなり増えた
・お互いの成果を確認し合えるようになった

そこはディズニーランド

楽しかった、また行きたい。
そこに待っているのは労働なんですが
既にエンターテイメントの領域の何かがそこにありました。

経験の浅いことや、いままでやったことがないこと
それらを体験することは、エンターテイメントであると
言えると思います。

令和の今の時代
「食べる事に困らなくなり、どこでも高水準の食と出会える。」
「モノも溢れかえっていて、選ぶのが困る状態になっている。」
「カネの価値もどんどん下がってきている。」

戦後は「何よりも食」の時代があり
高度経済成長期は「モノ」の時代があり
その後のバブル期あたりまで「カネ」の時代があり
今は「心」の時代なのだそうです。

心が動くコンテンツや体験が尊いと感じられる時代になってきたようです。
僕は「カネ」世代のおじさんなので、今若い人たちが考えているほど
強く「心」の欲求があるわけではないかもしれませんが

それでも「心」に対しての欲求が増えてきています。

そんな欲求に対して、今の伐採・造成作業というものが
絶好のエンターテイメントになっているようです。

働き方って

「カネを稼ぐのはとても苦しい事である」
と僕の母は僕に言い続けてきました。

ある意味正しい事なのかもしれませんが、
今は

「自分の楽しめることで人の役に立てばカネは後からついてくる」

そう考えるようになりました。
ただ、まだまだま「苦しい事」の部分もかなりたくさん残っており
これらをどうやって整理・変換していくかは今後の課題ではあります。

ただ、なんとなく自分の向かう方向がおぼろげながら見えてきた。
そんな気がする今日この頃です。

太陽光発電 造成のため素人が始めて木を切ってみた!!