九州電力出力制御について皮算用してみた

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九州電力出力制御 4月15日分までの実績データを元に再計算(皮算用を修正してみた)

こちらをご覧ください。

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以下の記事は取り急ぎシミュレーションしたものです。

履歴として残しますが、シミュレーション精度があんまりよくない可能性があります。

理由

監視装置の昨年実績見合いで計算しましたが、

今までのルール上どうやら出力制御の機会が少ないため

月ごとの傾斜精度があまりよくなかったのではないか?と考えています。

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どうも抑制おじさんです。

さて、今日は発電事業者の共通言語で前半超分かりやすくまとめます。

後半、いつもの分かりにくい文章をちょっとだらだら書きます。

分かりやすい方

現状起こっている事がそのまま継続すると

2021年の抑制はこうなる、2020年はこうだった一覧

低圧発電所1基につきこうなります。(パワコン出力49.5kWの場合で過積載>100%)

FIT単価 2021年抑制 2020年抑制
14 ¥249,121 ¥19,634
18 ¥320,298 ¥25,243
21 ¥373,681 ¥29,451
24 ¥427,064 ¥33,658
27 ¥480,447 ¥37,865

はい、目が点になりましたか?

あなたの年間キャッシュフローと比較してどうでしょうか?

分譲勢はもれなく瀕死状態になるということを示しています。

ネットも結構無風に近い感じですけど、

何が起こっているかはこの表を見たら一撃でわかると思います。

4月の売電伝票来るまで待ってたら大変なことになるということを

ご理解いただけますと幸いです。

分かりにくい方

計算説明です。

1.九州の発電事業者さんから頂いた監視装置のCSVを集計しました。

出力制御指示%×制御時間で数字を出します。

頂いたデータの集計

2020年合計    154,536(分・%)

2020年4月合計  31,004(分・%)

2021年4月合計  144,243(分・%)

※4月1日から4月11日の合計です。

2.2021年4月分予測値を計算します。

2021年4月分を11日で割って30日で掛け算します。

393,390(分・%)

3.2020年4月合計÷2020年合計を計算し1年のうちの4月の重みを計算します。

154,536÷31,004=20.06%

4.2020年の年間の抑制推移を参考に2021年年間の制御量を計算します。

393,390(分・%)÷20.06%=1,960,809(分・%)

5.抑制される電力量を計算します。

上の数字を時間と%に単位を調整し、パワコン出力49.5kWをかけます。

1,960,809(分・%)÷100(%)÷60(分)×49.5(kW)=16,177kWh

2021年から指定ルールの約2か月分ぐらいの発電電力を抑制します。

これが現実。

局部的なデータ切り取って騒いでんじゃねーよ

現段階では、まあそう思いますよね。

本日九州の発電事業者さんとZoomで情報交換をしました。

事業者さんが軒並み4月実績が売電量昨年比7割程だそうです。

3割減ですよ。これはリアル値です。

僕が2020年度実績を考慮して試算した数値だと年間15%-20%程度の数字になります。

※数字に幅があるのは発電所の年間発電予測値により母数が変わるためです。

確かに2021年のデータが11日間ですので精度が荒いと言わざるを得ない部分もありますが

4月は昨年の全体制御実績と付け合わせても違和感がなく、

昨年実績で傾斜をかけて予測しているので大外れでもないと思っています。

これは九州電力さんが事前に説明されている3%という数値とは大きく離れています。

それどころか通年で15%-20%売上減少ということになると、

もともとの想定であるIRR5%なんて軽く飛びます。

それに伴いかなりの数の発電事業者は撤退&廃業を余儀なくされることでしょう。

恐らく「投資は自己責任」という自己責任おじさんが各所に出没するでしょうが、

言うは易しです。

出力制御は日本全域で開始されています。

今の九州電力の状況は数年後の我々の状況です。

指定ルールの方本当にこんなんでダイジョブですか?

ちなみに弊社は新ルールですが、ガクブルです。

九州の生の声もリンク張っておきます。

★4月から頻繁にかかる#九州電力の出力制御の実態について★再エネ推進に逆行する再エネの大量廃棄の問題★