太陽光で夢の生活

Pocket

15年後はSuper Jack Pot

太陽光を融資引いてやっておられる方はかなりの数おられると思います。
多くの方は15年ローンで、まれに17年とかがおられる感じでしょうか。
ローン完済の暁には売電収入がほぼほぼ手にでき、設備洗い変えもできるでしょうし他の分野へ再投資したり、もしくはその資金で生活したりと皆さん計画をお持ちだと思います。

そんな、バラ色の15年後はどんな姿になっているでしょうか?

CO2は削減できたのか?

2033年、再エネ30%の目標は達成され、日本全国には大量のソーラーパネルが設置され、そのCO2削減量は化石燃料を燃やしていた頃以上になりました。
すごいですね。あれ?でもちょっと待ってください。火力発電所動いてませんか?

太陽光発電で削減したCO2量を計算して積み上げたら、火力発電所いらないはずなのに、なんで?

電力会社「9:00~16:00以外の時間はどうするんですか?電気止めてもいいんですか?」
電力会社「それと天気悪くなったら、その大量の太陽光パネルが発電してた分の電気、だれが肩代わりするんですか?」

再エネ30%といっても異様に太陽光に傾倒している状況はこの2033年まで続いたため、結局火力発電所はそのまま動き続けなければならなかったようです。
15年前と稼働状況はそんなに変わっていないようです。
太陽光パネルが機嫌よく発電している時だけ出力を落として、あとは定格運転しているようです。
つまり、火力発電所は稼動させ続けなければならず、発電量に対してコストは今までと同様かかっているため、かえって効率が悪くなっているようです。

太陽光の数を揃えた時の力

一方、順調に増えた太陽光発電所の定格は火力発電所の5倍になりました。
設備使用率80%の火力発電所に対して、設備使用率16%の太陽光発電所が同じ働きをするためには5倍規模が必要でしたがなんとか設備は揃いました。

電力会社「9:00~16:00の間だけ、そんなにいっぺんに電気流されても誰が使うんですか?」
電力会社「わかりました、メガソーラ止めてもらいますので、その代わり皆さんの売電費用から調整料差し引いて入金しておきますからね。」
電力会社「なんで、こんなになるまで接続認めたのかって?法律で接続断れない事になってるんで仕方ないんですよ。」

出力制御は「経済的出力制御」という仕組みとなり、装置をつける事無く売電の振込み口座への振込み額の調整で出力制御の帳尻を合わせられることになったようです。
15年前は休日ぐらいしか抑制はなかったのですが、今は平日でもかなりの抑制が入るようになりました。

電気料金は下がったのか?

売電の伝票を見るたびに、いつまで続くかわからない赤字生活にため息が出ます。
そして買電の伝票には25%になった電力賦課金と1kWh単価が40円を超えた金額が記載されています。

配電自由化実施とFITを終えた住宅用太陽光パネルで住宅の自己消費が進んだため、住宅用の電力需要が激減し託送量が大幅に増えました。
太陽光を支えるためのコストがそこに加わり、15年前の約2倍の電気料金を必要とするようになってしまったようです。

そんな誰得?の未来なんて来るわけない

私もそう思いたいのですが、これ今のドイツなんですよね。
原発0だったり、EU各国へ電気流したりしているところを多少脚色していますけど。
エネルギー先進国のドイツ、日本は周回遅れながらドイツを追いかけているようですね。

ドイツのエネルギー転換政策は失敗だと言われています。

ごましおは2つ問題があったんだと思っています。

1つは、系統の安定の裏付けなく原発を止めてしまった事
2つは、設備使用率の低い太陽光・風力に偏った形で普及させた事

2つ目の方が問題が深刻なんですよね。金をかける程に疲弊するわけですから。

なぜ日本はドイツにほぼそのままの形で追従するのでしょう?

幸せな15年後に向けて

まず、国はマイクロ小水力や波力などベース電源に近い再エネを推奨してバランスを取るべきです。
今はコストが高かったり、水利など複雑な仕組みがあって参入障壁が高いので殆ど広まっていませんよね。

本来、反原発というのはここに取り組んで原発に取って代わるというのが一番合理的なんだと思います。
ごましおももうちょっと水利勉強しようと思っています。

次に太陽光の問題について、今FIT単価がどんどん下がっています。
今FIT単価をさげてギュウギュウにするのが良策なのでしょうか?
確かに諸外国並みのコストって重要だと思います。
ただ、コストカットを焦って全て共倒れさせるぐらいなら、今一歩我慢して設備使用率を上げる蓄電池に金かけるべきじゃないんでしょうか?
設備使用率を上げないととにかくヤバイんですよ。
自らも太陽光やっているだけに、共倒れは一番最悪のシナリオです。

国も「後付の蓄電池で高FIT単価はけしからん!!」とか小事よりも
「蓄電池付けたら儲かる!!」ぐらいの潮流を作って蓄電池のコスト低減を図らないと
後戻り出来ないところまで行ってしまったらドイツと心中するしかなくなるのではないでしょうか。

今皆さん言ってますよ。「蓄電池つけたら収益さがるやん!!」と

====お知らせ====

再生可能エネルギーで災害時に安心を届けたい。

《募集》いっしょにやりませんか?あなたの太陽光発電所を災害時の非常用電源設備に!!

============
YOUTUBE

もれなく動画をチェックできます。

チャンネル登録はこちらから

通勤のお供に「ごまTUBE」

============

物件購入検討時に絶対やっておいて欲しい最重要な3ポイント

10分でできる!太陽光発電シミュレーションのやり方

5分でできる太陽光発電所の20年シミュレーション

意外とされてない重要な事前準備

============