ベースロード電源不要論

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先進国が見ている世界

アイルランドやデンマークやドイツなどは
再生可能エネルギーの先進国と言われる国です。

これらの国は再生可能エネルギー100%を目指している国であり
昨今では一時的には再エネ率100%となることがある国もあります。

これらの国の再エネ事情を調べていると、

このような方向性の記事を目にすることがあります。

再エネ推進する時に必要なのは調整可能電源であり
ベースロード電源ってかえって邪魔じゃない?

ベース

上の図を見てみましょう。

1日の電力の需要供給を示す図です。経産省から頂いてきました。

図内の赤い線がベースラインと言われる需要です。

色つきの部分が電力供給力ですね。

赤線のベースラインから色がはみ出している部分が余剰電力となります。

いまなら出力制御されちゃう部分ですね。

逆に白い部分が電力が足らない部分ですね。

再エネ、特に太陽光を導入しようとすると

昼間のピーク時にどんどん余剰電力が生まれていきます。

太陽光を推進するほどに出力制御されてしまう状態となってしまい

効率的ではありませんよね。

そのため、再エネ先進国の一部の方々は、

ベースロード電源をどんどん少なくして

再エネの不足分はピークシフトとミドル電源でカバーする方法

にして、再エネ率をあげていかないといけない。

と主張しています。

実際、再エネ先進国ではLNGなどの火力発電うちでも調整力があるものを

ミドル電源と位置づけ、再エネの調整枠として積極活用しています。

我々がみるべき世界

そうなると

・水力発電などのベースロード電源(少な目)

・風力・太陽光などの再エネでのピーク電源

・調整用のミドル電源

これら全てが再エネで賄われる世界

が再エネ200%の世界という事ですね。

我々が目指す世界だという事ですね。

再生エネルギーで「ミドル電源」を目指す。

引き続きこの方向性について調べてみる事にします。


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