【注意喚起】NEDOの日射量データベース閲覧システムについて

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このサイトでは太陽光発電所のシミュレーション検算は必須ということでお勧めしておりますが、

https://appww2.infoc.nedo.go.jp/appww/index.html

「年間月別日射量データベース(MONSOLA-20)」

で年間平均日射量を確認するとだいたい旧版の1割増し程度になることが分かりました。

コトトロさんのブログにて解説がされており

https://kototoro.com/solar-radiation/

関西近隣を確認したところこのような結果に

観測点 旧版 新版 倍率 差分
福知山(京都) 3.25 3.56 1.095385 0.31
園部(京都) 3.5 3.93 1.122857 0.43
明石(兵庫) 3.9 4.27 1.094872 0.37
津(三重) 3.94 4.28 1.086294 0.34

軒並み1割程数値が高くなっています。

当然その高くなった数値でシミュレーション計算すると

計算結果も当たり前のように1割増しになります。

かといって、実際が1割増しになるわけでもありませんから

https://www.nedo.go.jp/library/nissharyou.html

こちらのダウンロード版をお使いください。

ここから

「年間月別日射量データベース(MONSOLA-11)」

をダウンロードしてお使いください。

「年間月別日射量データベース(MONSOLA-20)」は

「年間月別日射量データベース(MONSOLA-11)」より

1割程値上がりしているとご認識頂ければと思います。

P.S.

昨今業者シミュレーションで7割増しという驚異のシミュレーションがあり、一目で吹く程の盛り具合で驚きましたが

悪徳業者がそれをやってしまうのは

そっちのほうが簡単に儲けられるからであり

「簡単に騙せるほど買い手が馬鹿だから」

という事実がございます。

もしかしたらあなたは馬鹿じゃないかもしれませんが

「買い手に馬鹿が多い」

と悪徳業者サイドに理解されているようです。

気を付けていきたいものです。