太陽光業界に検査という文化を

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権威ある存在に盲従する習慣を捨てなければ、そこから先の景色は見られない。

どうもごましおです。

一般に太陽光のシミュレーション値は最大値の80%から90%で

設定されていると言います。

そして、多くの発電家は言います。

「大丈夫、だいたいシミュレーションから10%ぐらい、よければ20%上ブレするから」

「よかったね、シミュレーションより10%上ブレしているよ」

あれ?ちょっと待ってください。

上振れしない発電所ってその差分は一体どこに消えたの??

英知を結集してよい土地を探して設備を建てたはずです。

物理法則による減衰はシミュレーションに入っているはずです。

そうです。消えているんです。未発見のミスと共に。

世の中で言われている情報の中で、太陽光パネルの不良率は3%とも10%とも言われています。

物理的な破損があれば、誰でも不良に気づきます。

しかし、太陽光パネルって外的な破損がなければ、異変に気づきますか?

パネルがメーカから出発して「輸送」「荷積み、荷降ろし」「施工」を経て発電所の設備となります。

荒っぽい職人さんの中、半田付けなどのデリケートな塊の太陽光パネルはたして無事でしょうか?

パネルのアルミフレームの上を職人さんが歩いている姿など見かけると

「これで正常な動作するほうがおかしいよね」と思ってしまいます。

弊社の発電所のパワコンは集中型、

そこに8直列4回路の32枚のパネルが接続されています。

その中で、わずか1枚のパネルの1クラスタに破損があると

66%の出力になってしまいます。

しかしながらその状態でも270W×32枚×66%=5.7kW発電します。

このようにパネルに不良がある状態でも、

昼間はちゃんと最大出力でなおかつピークカットしちゃいますので

異常に気づけないんですね。

特別高圧、高圧発電所などは特に厳しくチェックされますので

そのあたり不良を検出できる人材、環境があるところが多いようです。

しかしながら、低圧発電所では、設計・施工している人も知識不足・不慣れな人材が多く、

低圧発電所はチェック機構がほぼない状態ですので

かなり品質は安定しない状態だと思います。

太陽光の業界自体も日が浅く、検査という文化がほぼ根付いていないように思えます。

いわゆる玄人はごく一部の存在のような気がしています。

いろいろな方とこのあたりの情報交換をしているのですが、

明確な解を持っておられる方といまだに出会ったことがない。

それが現状です。

逆に言うと、低圧発電所は完工時が100%の最高の状態ではなく、

これから100%にしていく設備なのではないか?と思います。

今私がやっていることは、「こいつの到着を待っています。」

サーモでホットスポットを検出し、パネル不良を見つけたいと考えています。

他にも、絶縁抵抗測定、開放電圧測定、IVカーブ測定などいろいろツールがあります。

「しかし、機材がいかんせん高い」

なんとか、リース・レンタルも視野に入れ入手してパネル不良をなんとか見つけ出したいと考えています。

同じような悩みをお持ちの方、検査などの事情に明るい方ぜひぜひ情報交換お願いします。

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