関西から見る出力制御

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関西は雨が降っておりますが、九州は予報によると晴れ
今週も出力制御が発動されたようです。
http://www.kyuden.co.jp/power_usages/pc.html

電力管区の需要が800万kWあたりから出力制御がかかるというのが最近の傾向のようですね。
九州電力管区の低圧発電所では30分ほど制御かかったという太陽光発電所から
9:00~16:00で0%指示だよという太陽光発電所までいろいろ情報が乱れ飛んでいるようですが、
九州電力Webでの公式発表としては、9:00~16:00で制御されているというのが
正確な情報のようです。
(ということは、ちょいと制御がかかっている太陽光発電所は不具合で指示をうけたのかな。)
今後の見通しはよくわかりませんが、結局電力の需給バランスが崩れるから出力を抑制する訳で。
極端な需要増は考えにくく再稼動された原発は止まる訳でもなく、
連系まで時間のかかっていた特高・高圧発電所がにょきにょき建設されている現状では、出力制御時間はどんどん増えていくであろうことは容易に想像できます。

日本の出力制御のパイオニア「種子島」では昨年51回の制御がかかっていますね。
http://www.kyuden.co.jp/9437tanegashima5628

2019年度がどうなるかは電力の需給バランス次第ですが、仮に51回の抑制があったとすると発電量は15%ほど影響が出ると思われます。

こんな話ばかりだと暗くなる一方ですので、何か明るい話題はないでしょうか?
「抑制なき需給バランス」が実現されれば抑制におびえる日々とはサヨナラできます。

今国内ではさまざまな実証実験がされています。
http://smaeco.co.jp/wp-content/uploads/2016/06/2017-2nd-committee_03.pdf

この資料では可制御負荷と書かれています。要は蓄エネできる機器を普及させて
「ピークシフト」やってみた!!というのが肝なのですね。

これから普及が期待されるEV/蓄電池さらには給湯器これらの充電タイミングを
電力ピークに持っていったり、需要の少ない深夜に均等に配置した分、揚水発電など
原発とセットで動かしてそうな蓄エネ設備を昼間の供給ピークに利用したりと
いろいろ出来そうですよね。

つまり、出力制御がいやな太陽光発電家の方々

・EV/蓄電池/エコキュートを使ってみる。
・特にお持ちの太陽光発電所に蓄電池設置を検討してみる。
・パブコメで既設太陽光発電所に蓄電池の後付けできるように要望する。

このあたりの取り組みが明日の幸せにつながるようですよ~!!

という訳で、昨今未稼働発電所の単価問題で揺れに揺れている業界でございます。
電力賦課金が高くなるのは頂けませんが、

未稼働発電所には大量の蓄電池を搭載してもらって大いにピークシフトするという
条件なりをつけて頂いて期限を延命さえてもらえないでしょうかね。

これって九州だけの問題ではなく、近い将来全国に波及しますのでね。
他人事とは思えません。

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